少し下の「通勤時間帯に満員電車に乗る盲人の方」のスレで書いた盲目のおじさんの補助をさせていただいている間に起こったできごとです。
—————————————————
先のスレで書きましたが、そのおじさんは、エリートサラリーマンとして順調な人生を送っておられましたが、40才近くなって病気で視力を失い、私がボランティアをしていたころは按摩さんとしての第2の人生を始められて間もなくの頃でした。
やっとできた何人かの固定客のお客さんに呼ばれる時間帯は早朝で、必然的に通勤時間帯に電車に乗らざるを得ない状況でした。
で、初めて呼ばれたお客さんの家までの道筋を、事前に確認しておくために、私が付き添いさせていただいたんです。
家まで行くのに私鉄と地下鉄の乗り換えが必要でした。
地下鉄の改札に行くのにエレベータに乗るのですが、そのエレベータはビルのエレベータと兼用になっているので、エレベータに乗るときは大抵中に何人かの人が乗っているんです。
ボタンを押して(ボタンの位置を覚えるために自分で押されるんです。私はもう少し右とか説明するだけ)エレベータが止まり扉が開きました。
中には男性と女性が一人ずつ乗っていました。
でも、見た瞬間、その男性がものすごく高級なスーツを着ていることがわかったんです。
そして、私たちが中に入った瞬間、ものすごい怒鳴り声が響きました。
「気をつけろ! 汚れるやないか!」
私はあまりの怖さに頭が真っ白になってしまいました。
後で分かったのですが、白杖がズボンの裾に触れてしまったようでした。
幸いに、それ以上絡まれることはなかったのですが、私は、エレベータを降りてから泣きじゃくってしまい、その盲目のおじさんに却ってなぐさめられてしまいました。
「もう慣れているから大丈夫だよ」って。
そのおじさんの話では、小さな子供を連れた母親に、「杖が子どもに当たりそうになった。
子どもが怪我をしたらどうするのよ!気を付けてください!」とか、「この辺りは小さな子どもが多いから、杖が子どもに当たったら危ない。子どもが遊ぶ時間帯はここを通らないでください!」と怒られたことが何度もあるそうです。
——————————————————

元気で健康な人間でも、辛い出来事はいくらでも経験します。
まして身体に障碍のある方は、健康な人間より遥かに辛いできごとを受け入れ、それに耐えて生活していらっしゃるんです。
少なくとも、「邪魔だから障碍者は家から出るな」、とかの意地悪な気持ちを持たないようにしないといけないと思います。
少し下の「通勤時間帯に満員電車に乗る盲人の方」のスレで書いた盲目のおじさんの補助をさせていただいている間に起こったできごとです。
----------------------------------
先のスレで書きましたが、そのおじさんは、エリートサラリーマンとして順調な人生を送っておられましたが、40才近くなって病気で視力を失い、私がボランティアをしていたころは按摩さんとしての第2の人生を始められて間もなくの頃でした。
やっとできた何人かの固定客のお客さんに呼ばれる時間帯は早朝で、必然的に通勤時間帯に電車に乗らざるを得ない状況でした。
で、初めて呼ばれたお客さんの家までの道筋を、事前に確認しておくために、私が付き添いさせていただいたんです。
家まで行くのに私鉄と地下鉄の乗り換えが必要でした。
地下鉄の改札に行くのにエレベータに乗るのですが、そのエレベータはビルのエレベータと兼用になっているので、エレベータに乗るときは大抵中に何人かの人が乗っているんです。
ボタンを押して(ボタンの位置を覚えるために自分で押されるんです。私はもう少し右とか説明するだけ)エレベータが止まり扉が開きました。
中には男性と女性が一人ずつ乗っていました。
でも、見た瞬間、その男性がものすごく高級なスーツを着ていることがわかったんです。
そして、私たちが中に入った瞬間、ものすごい怒鳴り声が響きました。
「気をつけろ! 汚れるやないか!」
私はあまりの怖さに頭が真っ白になってしまいました。
後で分かったのですが、白杖がズボンの裾に触れてしまったようでした。
幸いに、それ以上絡まれることはなかったのですが、私は、エレベータを降りてから泣きじゃくってしまい、その盲目のおじさんに却ってなぐさめられてしまいました。
「もう慣れているから大丈夫だよ」って。
そのおじさんの話では、小さな子供を連れた母親に、「杖が子どもに当たりそうになった。
子どもが怪我をしたらどうするのよ!気を付けてください!」とか、「この辺りは小さな子どもが多いから、杖が子どもに当たったら危ない。子どもが遊ぶ時間帯はここを通らないでください!」と怒られたことが何度もあるそうです。
------------------------------------

元気で健康な人間でも、辛い出来事はいくらでも経験します。
まして身体に障碍のある方は、健康な人間より遥かに辛いできごとを受け入れ、それに耐えて生活していらっしゃるんです。
少なくとも、「邪魔だから障碍者は家から出るな」、とかの意地悪な気持ちを持たないようにしないといけないと思います。

